Slate
ECL 上で試作されている プロトタイプベース・オブジェクト指向のスクリプト言語。SELF によく似ているが、Smalltalk、特に Smalltalk/Squeak(Squeak 環境で使える Smalltalk 言語)にも強い影響を受けていて、カーリーブレイスによる配列定義式(Apple Smalltalk 時代に配列を容易に定義できるよう追加された記法で、{} 内にメッセージ式やリテラル式で表現した要素をピリオドで区切って列挙して記述する。他の Smalltalk 処理系には見られない Squeak 独自のシンタックスシュガー)などが採用されている。
Slate の文法は総じて Smalltalk と SELF との折衷案みたいな感じ。と言っても、SELF はもとから Smalltalk の強い影響下にあるので、SELF の独自性をちょっとゆるめただけ…とも。文法のみならず、オブジェクトモデルやメッセージ送信メタファにもとづくオブジェクト指向などについても、SELF と Smalltalk の双方がある程度わかっているといろいろと興味深い。逆だとちょっと(いや、かなり)とっつきにくいかも。
LISP や CLOS の機能も活用されていて、この手のスクリプト言語には珍しいメソッドディスパッチやマクロ機能も備えている。
関連
--sumim
現在のSlateはECLに依存していないようです。
リリース0.3.4でMac OS X 10.3.9にインストール成功しました(^-^)
"traits"がひっかかるとはいえ、やはりこれ以上いいセンスしてる言語もないので、試さねば☆--やまねこ
やまねこさんのところでは、Debug モードに落ちた後、そこから脱することはできていますか? ウチでは、いったんこのモードに入ってしまうと抜けられません。--sumim - 2005-06-15, 23:29:37
まだほとんどこれからってところなんですが、まっさきに試した簡単な足し算でいきなりdebugモードに落ちました。"1+2."とだけ打ったんですが。。どうやらセレクタの後ろは空白が必要らしいですね。抜け出すときも": 0."でコロンの後に空白を入れました。この文法が微妙にくせものです。
とりあえずわかったことはそれだけです。いかがでしょう(^^; --やまねこ - 2005-06-17, 22:01:22
コロンのあとの空白が必要でしたか。うまくゆきました。ありがとうございます。久しぶりにちょっと遊んでみようと思います。--sumim - 2005-06-18, 00:06:20
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